「日本海海洋資源フォーラムin兵庫」を開催しました。
11月8日(火)、兵庫県公館(神戸市中央区)にて、「日本海海洋資源フォーラムin兵庫」を開催しました。
1 平成27年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト表彰式
2 促進対話
(出席者)
経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課 課長補佐 溝田 健志 氏
日本海連合会長 京都府知事 山田 啓二
日本海連合 兵庫県知事 井戸 敏三
日本海連合構成府県知事代理
オブサーバー 参議院議員 青山 繁晴 氏
(内容)
•基調講演
演題:「メタンハイドレート開発に関する政府の取り組み」
講師:経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課 課長補佐 溝田 健志 氏
•促進対話
日本海側の海洋エネルギー資源の開発を進めるための意見交換
3 特別講演
演題:「メタンハイドレート資源開発に係る生産手法開発の現状について」
講師:国立研究開発法人 産業技術総合研究所創エネルギー研究部門 副部門長 天満 則夫 氏
1 平成27年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト表彰式
中学生・高校生及び一般の方からアイデアを募集した「メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト」は、6か月あまりの募集期間に、全国から150件あまりの応募をいただきました。
有識者等による審査の結果、中高生の部では、最優秀賞1点、優秀賞4点、一般の部では、最優秀賞1点、優秀賞2点が選ばれ、表彰式(最優秀賞)及び最優秀作品の発表を行いました。
中高生の部
最優秀賞 縄田 智宏さん(鳥取県立鳥取西高等学校)
- 受賞アイデア:耕運機・コンバイン・減圧弁を応用した採掘機
- 概 要:メタン回収船からホースを伸ばし、そのホースでメタンを海上まで移動させる。耕運機とコンバインの合体型 構造を利用して回収したメタンの高圧状態を緩和しながら、海上へ誘導する。
- 評 価:海底で分解させるのではなく機械的に破壊してパイプで上昇させる、という基本アイデアは現実的。
一般の部
最優秀賞 前田 吉一さん(福井県坂井市)
- 受賞アイデア:発破工法によるメタンハイドレート漁
- 概 要:メタンハイドレートが海水に浮くことを利用し、表層型メタンハイドレートを覆う岩盤を爆破し、浮上したメタンハイドレードを回収する方法。
- 評 価:機械的に壊して、抱え込み、さらに細粉化してパイプで運ぶというシステムは、全体として合理的で実現可能性も見える。
(主催者と写真撮影)
<参考>メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト(概要)
1 趣旨
中学生・高校生及び一般の方から、表層型メタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集し、未来に向けて技術の芽となるような自由な発想による優れた作品を顕彰することにより、エネルギー問題への国民の関心と、表層型メタンハイドレートの開発気運の醸成に資することを目指す。
2 対象
全国の中学生・高校生及び一般の方
3 募集期間
平成27年7月10日~平成28年1月22日
4 応募件数
中高生の部:136件 一般の部:17件 計153件
※優秀賞受賞者については、こちらをご覧ください。
2 促進対話
基調講演
経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課課長補佐 溝田健志氏に、「メタンハイドレート開発に関する政府の取り組み」について、御講演いただきました。
促進対話
資源エネルギー庁石油・天然ガス課課長補佐 溝田健志氏、オブザーバーの青山繁晴参議院議員に御出席いただき、日本海側の海洋エネルギー資源の開発を進めるため、日本海連合各構成府県代表者との意見交換を実施しました。
3 特別講演
国立研究開発法人産業技術総合研究所 創エネルギー研究部門副部門長 天満則夫 氏に、「メタンハイドレート資源開発に係る生産手法開発の現状」について、御講演いただきました。