平成25年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト表彰式

次代を担う中学生、高校生からアイデアを募集した「メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト」は、３ヶ月あまりの募集期間で、全国から300件を超える応募をいただきました。

有識者等による審査の結果、中学生の部では、最優秀賞１点、優秀賞３点、高校生の部では、最優秀賞１点、優秀賞５点が選ばれました。

　８月27日、都道府県会館（東京都千代田区）にて表彰式（最優秀賞）及び最優秀作品の発表を行いました。

中学生の部

最優秀賞　吉井　琢人　さん（洛南高等学校附属中学校）

• 受賞アイデア：海底エレベーター
• 概要：メタンハイドレートを海底エレベーターのかごに入れ上昇させ、メタンガスの泡となったものをポンプにためる。ポンプに十分な量の気体がたまったら、ポンプを圧迫し、気体を工場へ送る方法。
• 評価：熱を使わない経済的な採掘方法で、灯油ポンプに着想を得たメタンの輸送方法もユニーク。

高校生の部

最優秀賞　古賀　寛人　さん（独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校商船学科）

• 受賞アイデア：膜構造によるメタン回収方法
• 概要：ハイドレート層を断熱膜で覆い、ガスチムニからにじみ出てくるメタンガスを捕集。併せてハイドレート層に埋め込んだ二重管に海面表層の温海水を送り、ハイドレートを分解し、回収する方法。
• 評価：海底に蓋をするアイデアで良く考えられている。表層型の特徴もよく理解されている。

                                  （主催者と写真撮影）

参考

メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト（概要）

１ 趣旨

次代を担う中学生・高校生から、表層型メタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集し、柔軟な発想による優れた作品を顕彰することにより、国民のエネルギー問題への関心と、表層型メタンハイドレートの開発気運を高めることを目指す。

２ 対象

全国の中学生及び高校生

３ 募集期間

平成25年11月５日～平成26年２月14日

４ 応募件数

中学生の部：84件　高校生の部：239件　計323件

アイデアコンテスト表彰式概要

１ 日時

平成26年８月27日

２ 会場

都道府県会館（東京都千代田区）

３ 表彰者

海洋エネルギー資源開発促進日本海連合 会長 京都府知事山田 啓二

４ 受賞者（最優秀賞）

中学生の部　洛南高等学校附属中学校 吉井　琢人さん

高校生の部　独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校商船学科　古賀　寛人　さん

※優勝賞受賞者については、こちらをご覧ください。